なら100年会館 1999

奈良の市政100周年を記念して立てられた建築。瓦を用いた外壁の内側に大小2つのホールを有している。ホールでは、これまでに培ってきた劇場照明のノウハウを発展させ、メンテナンス性と安全性を追及した詳細設計を行った。また、ガラスで出来ている中ホールは、光の変化によって視覚的に空間の広がりを変えることを意図して、ガラスに直径2ミリのドットをセラミック・プリントし、ガラス沿いに光を与えてガラス全体が発光しているように見せている。