京都駅ビル 1997
カテゴリー
- 交通施設
スコープ
- ファサード
- インテリア
竣工年
- 1997
ロケーション
- 日本
プロジェクトチーム
- 東京
Client : 西日本旅客鉄道株式会社 京都駅ビル開発株式会社
Design : 原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
京都は1200年程前の日本の古都としての歴史と風格をもつ街である。そこに長さ470m、高さ60mの巨大なアトリウム空間をもつ駅舎が誕生した。従来の駅舎は、ほとんどが白っぽい素材と均一で高照度な照明設備によって陰影に乏しい光環境だったが、ここでは黒御影石の床素材と共に「陰翳礼讃」をテーマにした照明デザインによって、美しい陰影を取り戻すことができた。また、これにより大幅な省エネ効果を実現することができた。主照明は上空に配置した150Wメタルハライドランプの狭角配光スポットライトだ。これを必要な箇所にのみ丁寧に振り向けていった。無駄の無い手法が理由ある陰影を生むことを証明した。