アレクサンドラアーチ 2008

このアイコニックな歩道橋は、交通量の多いハイウェイにより隔てられた森林をつなぐ、魅力あふ溢れる都市のアイテムである。橋の先は、シンガポールでも特に緑の濃い森を見下ろす空中歩廊へとつながる。折り畳まれた木の葉のような形状が間接光とカラー照明により印象的に演出されている。
日没を迎えるころ始まる照明のオペレーションには、細心の注意を払った。緩やかなシーンの移り変わりとなるよう、20分間隔で少しずつ色を馴染ませながら変化を続ける。使用する光の色にも検討を重ねた。電球色で始まった演出が夕日のオレンジへと移り変わり、その後ミッドナイトブルーへと変化していく。