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東京会場:Temporary Contemporary – 2016年5月14日~6月10日(4週間)

チラシ表裏の画像、会場外からの写真(00_チラシ表、00_チラシ裏、00_会場入り口)

展覧会の最終開催地だった東京では、この展覧会が4都市を巡回したことの意味と成果を考えるものとなりました。巡回展共通のコンテンツから東京展独自のテーマまで、7つの展示内容をテーマ毎に区切られた部屋を回りながら楽しんでいただきました。 東京の未来に対するLPAからの提案やそれをテーマとしたトークイベントも行いました。

会場レイアウト図を大きく掲載してください。(01_会場レイアウト) 会場レイアウト図を大きく掲載してください。(01_会場レイアウト)
会場レイアウト図を大きく掲載してください。(01_会場レイアウト)

■会場レイアウト

  • ①巡回展レポート
  • ②ライティングパビリオン
  • ③光模型
  • ④子どもたちに学ぶ
  • ⑤マスターに学ぶ
  • ⑥LPAとは
  • ⑦Tokyo Nightscape 2050 LPAプロポーザル

■コンテンツ

1, 巡回展レポート

巡回展として4 都市をまわったことの意味と成果を考えるため、都市ごとの展示内容をパネルにまとめ紹介。また、その準備段階での様子やこどもワークショップ、会期中のイベントの様子などの写真を貼りだし、来場者に展覧会の雰囲気を味わっていただくための仕掛けをつくりました。

2、ライティングパビリオン

3 部構成の映像展示による光の体感空間。自然光による「光と影」や現在から未来に向かって変わっていく光のイメージなどを表現しました。

  •  Part 1 –自然光に学ぶ(5 min 38 secs)
  •  Part 2 –世界の夜景に学ぶ(8 min 5 secs)
  •  Part 3 –2050 年夜景のための20 の提案(5 min 23 secs)

3、光模型

巡回した各都市ではこども達に未来の街を描いてもらいましたが、東京ではそれに加えて光の都市模型も制作してもらいました。このワークショップは会期中の毎週土曜日に開催され、見るだけでなく、“参加する”コンテンツとなりました。

4、子どもたちに学ぶ

7 歳~ 15 歳を中心とした4 都市のこども達とのワークショップの成果を展示。こども達が夜の街で見つけた光の英雄と犯罪者をまとめたパネルや2050 年夜景を表現した絵からは、多くの新たな発見を得ることができました。

5、マスターに学ぶ

5 人の先達に対するインタビュー映像の展示。彼らが語る光との出合いと未来の光に対する期待の度合いには一つとして似通ったものがなく、その言葉の端々はどれも示唆に富んでいました。

6、LPAとは

LPA の実務に関して、2015 年に出版した書籍「LPA 1990-2015 建築照明デザインの潮流」やその他さまざまな資料を自由に閲覧できる空間を作成。照明探偵団活動や震災復興支援活動などについても紹介しました。

7、Tokyo Nightscape 2050 LPAプロポーザル

東京の未来を「東京、隅田川、地下空間、コンビニ、災害」という5つのテーマに分け、それぞれLPAから光の提案を行いました。毎週末にはゲストをお招きしたトークイベントを開催し、そこで提案内容をご批評いただきました。東京の夜景に関する議論を深めるよい機会となりました。

①東京
トークイベントゲスト:原 研哉 × 五十嵐 太郎
東京ならではの光の作法として、多様な街の個性が混沌としながらも洗練されているようすを表した「光の万華鏡」という言葉をもとに都市照明のルールを提案しました。五十嵐氏 からは、東京の顔としてのもっと大胆で強烈な案があっても良かったのではないかという批評をいただきました。原氏からは、マッチにともされた光のようなピアニッシモの光があ る夜景が生まれるとよい、との言葉をいただきました。

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②隅田川
トークイベントゲスト:陣内 秀信
隅田川を江戸時代の栄と活気を取り戻し、人々の生活の中心になるような場所にするにはどうすればいいか、4 つの「隅田川ならではの要素」に焦点をおいて、現状の写真を使い、未来予想図を作成しました。現状と2050 年の様子が見比べられるように、プロジェクターを使って画像を切り替えながらの展示。また頭上を走る高架下に映す波紋も会場で再現し、臨場感を作り出しました。

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③地下空間
トークイベントゲスト:港 千尋
“2050 年の地下空間は感覚を刺激する空間であってほしい” 「街とつながる」「時間が流れる」「自然がいきづく」「闇を楽しむ」という4点を重視した地下空間のあり方を提案しました。東京駅―皇居までの丸の内地下を敷地とした断面図+パース絵からなるパネルと、地下を覗き込むような模型を展示しました。

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④コンビニ
トークイベントゲスト:石山 友美
コンビニを重要な都市機能として捉え、地域住民の拠点となる機能や時間に応じた照明計画の提案を行いました。 24 時間全く変わらない従来のコンビニの光とは違い、時間軸と店内の要素で光が変化する様子を視覚的に伝えるために、プレゼンボードを内照式とし、1 日の光の変化を表現しました。また、30 分の1 の模型を2 個制作し、それぞれ昼間の光と夜間の光を比べてみることができるように展示しました。

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⑤災害
トークイベントゲスト:塚本 由晴
“ 非常時に人々を救う光” をテーマに、都市の非常照明を提案。平時から活用できて省エネ、メンテナンス少負荷、且つ停電時に、安全と安心の拠り所となる光の仕組み4案を、LPAが拠点を置く渋谷を舞台に、どのようにまちに組み込むのかを映像を交えて展示しました。合わせて社内コンペ “ 災害時の照明” についても展示しました。

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8、その他イベント

こどもワークショップ 1

2015年4月3日、4日 @ 浅草、渋谷、銀座
2日間にわたって行われた街歩きワークショップには7 歳から13 歳の12 名の子ども達とその保護者が参加。1日目は3班に分かれ、それぞれのエリアで写真を撮ったり地図にコメントを書き込んだりと楽しみながら夜景調査を行いました。 2日目は街歩きで見つけた光の英雄と犯罪者の写真を使いパネルを完成させ、班ごとにプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションでは、各々意見を発表する時間がもて、独自の結論を出すことができました。

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こどもワークショップ 2

2016年4月2日@江戸東京博物館
「東京の未来の夜景を創造しよう!!」をテーマに絵を描くワークショップを開催。江戸東京博物館の展示を見学し、東京の町の成り立ちを学習し、そこから未来の東京の夜の風景を想像しました。3人グループ5チームに分かれての作業でしたが、グループごとに個性ある全く違う未来の絵が完成しました。

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こどもワークショップ 3

光の模型作りワークショップ
2016年5月7日@門前仲町
東京のこども達には未来の絵を描くだけでなく、光の都市模型も制作してもらいました。模型を作ることで絵に描いた未来の東京夜景がより具体的なイメージとなって表現されました。このワークショップは会期中の毎週土曜日に開催され、見るだけでなく、” 参加する” コンテンツとなりました。

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■東京展スポンサー:

HK Lighting Group / フィリップスライティングジャパン合同会社/ 株式会社KKDC-Japan / ウシオライティング株式会社 / マックスレイ株式会社 / マーチンプロフェッショナルジャパン株式会社 / DNライティング株式会社 / 岩崎電気株式会社 / エイテックス株式会社 / 株式会社YAMAGIWA / ルイスポールセンジャパン株式会社 / 山田照明株式会社 / 東芝ライテック株式会社 / オスラム株式会社 / 三菱電機照明株式会社 / SD Lighting株式会社 / スタンレー電気株式会社 / パイフォトニクス株式会社 / 山中産業株式会社 / 株式会社レイオス/ヘルバージャパン / SORAA

技術協力:First Design System Inc. / Julia Japan Inc.

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