ACTIVITIES 展覧会

LPA光の巡回展 Nightscape 2050(2015-2016) 

LPA Travelling Exhibition - Nightscape 2050(2015-2016)

概要
この展覧会は2050 年の人と光と街のあり方を探るためのものとして企画しました。
ここではNightscape
=夜景を、単なる夜間の都市景観として捉えていない。私たちは夜景を「光と人と街のあるべき姿」として捉えました。
21 世紀に入り、LED などの新光源の出現とデジタル調光制御技術の進化は、私たちの生活情景を大きく変化させようとしています。それと同時に世界中に多発する自然災害や地球環境の変化、原子力災害などは、電力消費と照明デザインのあり方に真摯な議論を呼んでいます。
際限なく進化する光学技術は、利便性と共に光や影と自由に交わる楽しさを私たちに与えてくれます。しかしその陰で、サーカディアンリズムに変調をきたし、光害を生む光環境も少なくありません。未来を語るとき、人々と光との関わりには楽観論と悲観論の双方が混じり合っているのです。


照明デザインは「光と人々との素晴らしい出合い」をどのように創造できるのか。私たちは2050 年にどのような光環境を期待すべきなのか。この展覧会が「人と光と街との輝かしい未来」について世界中で語り合うためのプラットフォームとなることを期待しました。

 

7つの共通コンテンツ
この展覧会は主に以下の7つのコンテンツと各都市独自の展示により構成されました。

1. Learning from Nature 
私たちLPAの照明デザインの基本原理です。全ての私たちのデザインの所作は、太陽と火という二つの自然光が創り出す巧みな光と影の技に近づくためのものと考えています。

2. Learning from World Nightscapes
ここでは、LPAが25年間に調査収集した夥しい数の世界夜景の画像を駆使しました。そこではそれぞれの夜に固有の生活文化が息づいています。

3. Scenes from Nightscape 2050
Urban, Street, Park, Home, People, という5つのカテゴリーで未来を提案しました。予測論ではなく期待論に近いイメージが展開されました。

4 .Learning from Masters
私たちが気になっている5人の先達に、光との出合いと未来の光に対する期待の度合いを尋ねました。一つとして似通ったものがなく、個性的な回答をいただきました。

5. Learning from Children
9歳~13歳を中心にした子供たちとのワークショップを行いました。光の英雄と犯罪者を探しに夜の街に出た子供たち。私たちはそこから何を学び取れるでしょうか。

6. Who is LPA?
「建築照明デザインの潮流」という年表や、2015年に出版したばかりの書籍「LPA 1990-2015」を中心とした展示です。

7. Workshops and Symposiums in the Four Cities
巡回展それぞれの都市で会期中に行われる個別のワークショップやシンポジウムを反映した展示です。